• おうちで弾いている時はもっと上手に弾けたんだけど…

    ピアノを習っている人ならば、レッスンや本番の後で、一度は思ったことがあるのではないでしょうか。そして家で練習している通りに人前でも弾きたい!と、誰もが望むはずです。でも現実はなかなか難しいですよね。

    これって、いろいろな問題が絡み合っているからなのです。まず、基本的はところでは練習量。練習期間が短い曲だと身体が覚えていない状態なので、かなりの確率でレッスンでうまく弾けずに、「もう少し家ではうまくいっていたんだけどな…」になると思います。(『身体が覚える』に関しては、練習の質とも関係するのでいつかまた別枠で書きます。)

    そしてメンタル面。自宅で練習しているときはとてもリラックスして弾きがちですが、人前では少なからず緊張感があります。緊張しやすいタイプの人ならレッスンでも緊張するでしょうし、緊張の度合いによっては手足が震えてしまったり、手汗をかいてしまったりで二次的な悩みも出てくるでしょう。

    そして、楽器の違い。おうちの弾き慣れたピアノと、会場のピアノは全然違うものですから、いきなり弾けば戸惑うこともあります。そして環境の違い。いつもは静かな部屋で練習できていたとしても、本番は、誰かの声やスマホの着信音など予期せぬ音が聞こえたり、逆に生活音の中で練習していて本番の静かさに慣れていない、などなど。

    練習量や練習の質以外のことでこれらの問題を解決するためには、お家の練習と、人前で弾くことの差を少しでも埋めておくことが大切です。

    まず小さいお子様でしたら、おうちで本番の衣装を着て、できれば靴も履いて、演奏前後のお辞儀もした上で通して弾く練習が一番手っ取り早いと思います。私のレッスンでも、発表会が近くなると生徒の皆さんはお辞儀つきで通して弾くことを必ず経験させられていると思いますが、決して無駄な時間ではないのですよ♪

    もう少し年齢が上がってきたら、人前で弾いているところをイメージして練習する事。鍵盤を触らずに完全なイメージトレーニングをしたり、録音・録画をして緊張感を持って弾く練習も効果的です。それ以外に、予期せぬことに備えます。いつもと違う椅子の高さで弾いてみる(本番で椅子を自分の望む高さに調節できないアクシデントもあります)、ハンドクリームをたくさん塗ってから弾いてみる、スマホのアラームを設定しておいて、弾いている途中にアラームが鳴る中で弾き続ける練習をしてみる、など。自分でアイディアを出して練習するのも楽しいかも知れません。

    昔読んだ本で、本番ではおうちで弾いているときをイメージして弾きましょう…と書かれていましたが、緊張しやすいタイプだと経験上難しいです。せめてできる事は、舞台袖では深呼吸したり、軽いストレッチをして身体を固めないようにしたり、リラックスできる飲み物を飲んだり、、くらいでしょうか。人前での経験を積んでいくと、自分の場合は本番前にこうするとリラックスできる、というルーティーンが分かってくるので、とにかく場数を踏むことが一番かも知れません。

    本番前のおすすめルーティーン、思いついたらまた書きます♪


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