ピアノのお悩みQ&A
ピアノを弾く、ということ。
とても単純で簡単なことのように感じますが、実はその裏に、効果的な練習をすること、
そのための論理的な思考、
クリエイティブな表現力、
身体のコントロールをすること、
自分自身のメンタル的問題に向き合うことなど
さまざまな要素が含まれています。
そして、これらの要素は勉強でもスポーツでも仕事でも共通していると思います。
誰でも効果的に無理なく準備して、良い結果が出せれば素晴らしいですが、
現実はなかなか難しい…
努力は裏切らないっていうけど、
それって本当にそうなのかな…?
と、大人になるにつれて疑問に感じる人も多いでしょう。
私が自分自身の経験から感じているのは、
努力をしないと欲しいスキルは手に入らない。
けど、努力の「やり方」もとても!とても!!
とっっっっても大事!!
やり方を間違えれば、結果に全然結びつかないケースもあるのだという事です。
私が小学生の頃に悩んでいたのは、
早く指を動かせない、大きな音が出せない、
腕が痛くなって整骨院に通う、
音楽的に弾きたくてもどうしたら良いか分からない、
といったことでした。
20歳頃は、いくら練習を積んでも本番で大失敗する、
なので本番でドレミの位置が
分からなくなるほど極度の緊張をする、
相変わらず腕が痛くなる、
相変わらず自分の音楽とは…?
の答えが出ない、
などなど、努力せずに自然とできたものは
ほとんど無いのではないかと思うくらい、
ピアノに関するあらゆる悩みを
抱えてきたような気がします。
そして、それらの答えが見つかるまで
ピアノを習い始めてから
実に20年以上かかりました。
たくさん悩んで遠回りした分、
同じように悩む人々の少しでも
お役に立てるよう、
解決方法を書くことに挑戦してみました。
文章でお伝え出来ることは限られていて
難しいですが、
どなたかがピアノについて
悩むことがあった時、
現状が良くなるヒントになれば幸いです。